【初心者向け】MEOって何?簡単にできるMEO対策教えます

公開日:2021.08.05 更新日:2023.11.09

SEOは聞いたことあるけど、MEOって何?どうやって始めればいいの?など、MEOとは?と疑問を持っている方がいるのではないでしょうか?
私もつい最近、MEOを知ったばかりです。MEOの詳細や対策が紹介されている記事はありますが、難しい言葉が使われていたりしているので理解するのに時間がかかりました。
そこで今回は、「MEOという言葉、聞いたことあるけどよくわかってない…」という方にもわかりやすいよう、MEOとは?について説明していこうと思います。

 

MEOとは何か?

MEOとは「Map Engine Optimization」 の略称であり、「マップ(地図検索)エンジン最適化」といった意味です。
具体的には、地図上に実在する各事業所のGoogleビジネスプロフィール情報を、ローカル検索結果で上位表示させるために最適化することです。

 

ローカル検索結果とは、パソコンやスマートフォンで検索した際の位置情報と、特定の地域に関連するキーワードを基に検索結果が表示されることを指します。例えば、「京都 和食屋」といったキーワードで検索すると、京都の和食屋が表示されることです。

京都にいる人が「和食屋」とエリアキーワードを入れずに検索しても、周辺の店舗情報が表示されます。これはGoogleが利便性を考え、検索場所の近隣の店舗を表示するために起こります。
そのため同じ検索キーワードでも、検索する場所によって表示される結果が異なってくるのがローカル検索です。

位置情報を利用しようとしています
「ランチ」で検索すると位置情報を利用して周辺地域の店舗情報を表示させるのがローカル検索

 

このようにMEOは地域に密着していることから、「ローカルSEO」とも呼ばれています。MEOという呼び名は日本独自のもので、海外ではローカルSEOと言われるのが主流です。
またローカル検索結果では店舗情報が3つ表示されます。MEO対策とは、この3つの枠に自社の店舗情報が掲載されるように施策することを指します。


「新宿 和食」で検索した際に3店舗表示される例

近年ではスマートフォンなどの普及により、どこからでも検索できるようになったことで、ローカル検索の利用率が増えています。さらに、「近くの」「週辺」といった現在地点を基準とした周辺の店舗や施設を探すユーザーが増えているため、MEOの有用性はますます増大していくと考えられます。

 

MEOとSEOの違い

MEOについて説明しましたが、みなさんSEOについては知っているという方も多いのではないでしょうか。
MEOのメリットや対策方法をご紹介する前に、少しだけMEOとSEOってどう違うのか、なぜMEOが重視されてきているのか簡単に説明します。

1.SEOとの違いって?

MEOは「マップエンジン最適化」ですが、SEOは「検索エンジン最適化」の略です。

・MEOは地域名を含む検索、または位置情報を含む検索結果により、店舗情報が表示されるよう最適化すること
・SEOは地域関係なくWEBサイトをGoogleに認識してもらうよう最適化すること

上記のようにMEOとSEOは「地図(Map)」か「検索(Serch)」かといった部分で違いがあります。

またMEO対策は、ユーザーがキーワードで検索した際に正しい店舗情報が表示され、競合を含めた店舗の中から選んでもらい、ネット予約、電話予約などに繋げ、実店舗に来店してもらうことを目的にしています。

それに対してSEO対策はクリック数、閲覧数などを増やすことにより、ECサイトなどネット上での収益アップやブランドの認知向上などにも寄与することが特徴です。

2.MEOのSEOより優れている点

SEOよりも上位に表示される

ローカル検索の結果はSEOよりも上位に表示されるので、MEO対策をすることで閲覧される回数が多くなることが想定されます。さらにGoogleなどの検索エンジンを利用した場合、ページの一番上に表示されるのがリスティング広告またはマップで表示される店舗情報となっているため、検索をしたユーザーは必ずと言っていいほど閲覧している可能性が高くなります。

来店見込みの高い顧客に見てもらえる

SEOは店舗名やエリアなど直接的または関連する検索キーワードを入力することで表示されますが、地理的に来店の難しいユーザーにも表示されます。
例えば、北海道にいるひとがイタリアンレストランを検索したときに東京のイタリアンレストランの情報が表示されても行くことは難しいですし、来てもらえる可能性も低いと言えます。

 

一方のMEOでは検索時の位置情報が検索結果に反映されるため、ユーザーの現在地から近い店舗、またはその周辺の施設が表示されるので、来店してもらえる可能性も高いユーザーにアプローチできます。

競合が多くない

SEO対策を実施する場合、この世に存在する全てのメディア記事が競合になり、その中で上位表示させるのには大変難しい作業になります。それに比べて地図で表示されることはその地域ごとの店舗が競合となります。そのため競合となる店舗は少なく、しっかり対策をおこなうことで上位に表示できる可能性は高くなります。

SEOよりも気軽にはじめられる

SEOは対策範囲が広く、内部対策や記事コンテンツを用意するなどいくつもの工程が発生するため、外部のSEO業者に依頼した際、月に数十万円という費用がかかる場合もあります。しかし地図に表示されるよう対策するMEOであれば範囲は限定され、競合は地域周辺の店舗になるので自社スタッフで運用すれば無料で対策できますし、運用代行業者に依頼しても月に数万円程度ですむ場合が多いです。

MEOのメリット、デメリット

ここまでで地図へ表示させるための対策、MEOはどんなものか多少ご理解いただけたかと思います。そこで次にMEOの理解がより深まるようメリット、デメリットについてまとめてみました。

MEO対策することによるメリット

検索した際に上位表示される

先にも説明したとおり、Googleなど検索エンジンでのローカル検索結果は、基本的にページの上からリスティング広告、MEO、SEOの順番で構成されています。そのためMEO対策を行なう方が上位表示される確率が上がります。またリスティング広告は「広告」という表記がされているため、ユーザーによっては敬遠する人もいます。地図上で表示される検索結果は広告ではないため、ユーザーに情報が届きやすいとされています。

来店意欲の高いユーザーにアプローチできる

「新宿 居酒屋」といったように「地名+業種」のキーワードで検索するユーザーの多くは、その地域に訪問する予定があり、当日利用するための店舗を探している人であったり、「居酒屋」といった業種のみのキーワードで検索するユーザーは、今その周辺付近にいて、すぐに入れそうな店舗を探していることも多く、比較的来店意欲の高いユーザーに見てもらうことができます。
そこから新規顧客に来店してもらえる機会が増えるのもMEO対策の強みです。

居酒屋検索

顧客のアクションを得やすい

ローカル検索をすると、簡単に写真、営業時間、口コミなどの店舗にまつわる情報を得ることができます。店舗に興味を持ったユーザーの次のアクションとして、WEBサイトへの来訪、予約サイトからの来店予約、電話をかける、経路を調べる、などの来店へつながる導線が充実しているので、顧客が店舗へアクションしやすくなっています。

ポータルサイトなどに頼らない集客も可能

集客方法として、ポータルサイトなどの媒体に店舗情報を掲載している企業や店舗も多いと思います。もちろんそのような運営会社にお願いして、顧客を獲得することも集客方法の一つです。しかし、導入には毎月の費用が必要となります。さらに万が一、その媒体がなくなってしまうと、今まで築き上げてきたお客様の声や店舗情報もWEB上に表示されなくなってしまいます。
MEOなら、Googleビジネスプロフィールを使って低予算・低リスクで、店舗情報を顧客に向けて届けることができます。

MEOデメリット

風評被害になるケースも

MEO対策に取り組むとなると、Googleビジネスプロフィールの運用が必要不可欠となります。さらに、Googleビジネスプロフィールの口コミ情報が店舗の評判に直接関わってきます。良い口コミが数多くあると好印象に繋がりますが、悪い口コミを頂いた際には消費者の購買行動にマイナスの影響を与えることが予想されます。

向かないビジネスもある

飲食店、美容室など実店舗のある企業はMEO対策をすると良いとされていますが、対策効果の薄い業種も存在します。

通販サイトを運営している企業や、ビジネスのフィールドがWEB内で完結する業種など、顧客が実店舗に訪れる機会がないようなビジネスを行っている企業には向いていません。

WEBで完結する業種には向いていない

 

簡単にできるMEO対策

次に、具体的なMEO対策について説明していきます。

1.主なMEO対策の仕方

MEO対策について簡単に説明すると、Googleビジネスプロフィールの情報を充実させることです。

GoogleビジネスプロフィールとはGoogleの提供するサービスの一つで、Googleマップ上に店舗情報を表示できる仕組みです。近年、Googleマップは多くのユーザーのお店選びに活用されるようになってきています。そのため、Googleビジネスプロフィールの運用は店舗をアピールする手段として重要となっています。お金をかけない範囲でできるMEO対策として、以下の6つの手順を紹介します。

1.Googleアカウントの取得
2.Googleビジネスプロフィールの登録と認証
3.Googleビジネスプロフィールのカテゴリや基本情報を設定し、情報を最適化
4.写真や説明文などの情報を充実
5.口コミや評価レビューの充実
6.公式サイトやSNS等を利用した最新情報の訴求

自社店舗の情報をローカル検索で上位に表示されるように施策をおこなうことがMEO対策です。対策の一つとして、Googleビジネスプロフィールに店舗の住所、電話番号、営業時間や料金など、掲載する情報を充実させることが必要となります。さらに、店舗の特徴や魅力を伝えられる写真、動画などを投稿することは、ユーザーにとってわかりやすい情報となり、Googleに認識されやすくなると言われています。

さらに、WEBサイトの情報や店舗名、所在地などの情報を統一することもMEO対策として重要な作業になってきます。このようにMEO対策といっても様々なポイントがあり、売上などの成果につなげるにはGoogleから発信される正しい情報を理解し、運用していくノウハウが重要となります。
MEO対策の詳しい方法について以下の記事でわかりやすく説明していますので、ご覧になってください。
参考:MEO対策は自分でできます! 具体的なやり方を簡単解説

 

2.MEOの評価基準

Googleは有益で関連性の高い情報をユーザーに提供することを目的にしています。そのためGoogleは有益で関連性が高い情報から上位表示していると言えます。

有益で関連性の高い情報とは

Googleでは「距離」「関連性」「知名度」の大きく3つの指標から、有益で関連性の高い情報であるのかを判断しています。
この3つの中で「距離」は検索ユーザーの位置情報と、店舗までの距離がどれだけ近いかによって変わるため、対策することは困難です。

「関連性」に関して言えば、検索ワードに対してどれだけ関連性が高いかの指標になるので、Googleビジネスプロフィールの情報、内容を充実させることによって対策を行うことができます。
「知名度」はその店舗の情報がどれだけWEB上で取り上げられているかが指標になります。外部のサイトに掲載・紹介されたり、SNS等の情報発信などに力を入れることで対策を行うことができます。店舗に関連するキーワードが多く掲載されることでGoogleの認知度も深まり、知名度のある店舗と判断される可能性が高くなります。

 

まとめ

MEOはSEOよりも簡単に始めることができ、外部業者に依頼したとしてもそこまで費用もかかりません。また、地域に限定された競合との表示比較になるので対策しやすく、上位に表示される3つに入れば、かなりの来店効果が期待できます。Googleビジネスプロフィールは無料で登録できるので、まだ始めていない方はぜひ登録してみてください。

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この記事を書いたライター

suzuki_kensuke

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大学生インターンとして働いています。 良い情報を発信できるよう、日々頑張っています。この人が書いた記事をもっと読む

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